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2018年5月28日

2018年5月28日付 第2979号

1面

「法定相続人」情報開示 戸籍事務にマイナンバー活用
 自民、所有者不明土地で「とりまとめ」
 
 自民党の所有者不明土地等に関する特命委員会(会長=野田毅衆院議員)は23日に「とりまとめ」に向け議論を行い、課題を整理した。「第一段の法案提出」と説明している。国土交通省とともに法務省では、不動産登記簿(各種台帳の情報源になっている)を中心に、土地所有者情報を円滑に把握する「IDなどによる情報連携」の仕組みを推進している。

2面(総合)

【KEYパーソンに聞く】 FWD富士生命・友野 紀夫 社長
 アジア初の保険グループ、成長を牽引する存在に
  国内市場には「新たな風」を
 
 アジア全域を代表する保険会社を目指すFWDグループ入りして1年が経ったFWD富士生命。友野紀夫社長は「FWDはアジアで展開する保険グループであることのメリットを最大限享受するため、日本市場に大きな期待を寄せている。その使命をひしひしと感じる」という。独自路線を歩く国内でも、業界に新たな風を吹かせる存在でありたいという。

3面(地域総合)

新事業分野 3年で収益4倍超 静岡銀
 異業種と連携、新市場開拓
 
 静岡銀行が2017年度までの3年間で手がけた新事業分野の拡大が加速している。取り組みを始める直前の14年度は48億円の収益に過ぎなかったが、直近の17年度には4倍増超に拡大した。18年度はストラクチャードファイナンスや資産形成ローンなど主要4分野に加え、保険、住宅ローン、証券・投信など、新領域などにも目を向け、市場の開拓と収益化にめどをつける。

4面(大手行・証券・保険)

店舗戦略を体現 SMBCグループ
 新宿東口、M-SQUARE
 
 SMBCグループが銀信証の連携を強化する戦略店舗を新宿東口に開設した。まずは三井住友銀行とSMBC信託銀行プレスティアが入居した。今後、SMBC日興証券も拠点を構える予定だ。
 三井住友銀行は21日、新宿支店(東京・新宿)の地下1階にインターネットによる手続きを扱う「デジタルスペース」を開いた。ATMを利用しに来た顧客をスペースに誘導して、ネットバンキングの使い方に慣れてもらうのが狙い。

5面(ノンバンク・ICT)

ネット上のやり取りで融資が完結
ネット完結のオンライン・レンディング エメラダ
 第一弾、地域金融機関などが参画 「次世代オンライン金融機関に」
 
 法人向けにオンライン資金プラットフォームを提供するエメラダ(東京・千代田)が23日、ネット上でのやり取りで融資が完結するオンライン・レンディングを開始した。初期運営には地域金融機関や電通国際サービス(ISID)が参画。澤村帝我CEOは「法人金融システムでバイヤーとサプライヤーが自由に参加できる取引市場、いわゆるマーケットプレイスを目指す」と意気込む。

6面(地域銀)

農業支援で協議会 ロボット使いで重労働解消 紀陽銀
 今秋にも実証実験
 
 【大阪】紀陽銀行が県内農業を支援する新たな組織を立ち上げた。専門事業者らと組んで運搬用ロボットの開発を進め、生産者が抱える後継者不足や重労働の課題を解決する。新産業の創出も視野に入れている。大手行などが自ら農業分野に参入するケースはあるが、複数の事業者と連携しコンソーシアムを設立するのは全国でも初めて。

7面(信金・信組)

PPP・PFI 地域で支援 多摩信金
 信金初 内閣府の支援対象に
 
 多摩信用金庫(東京都立川市)が7日、内閣府が進める地域プラットフォーム形成支援事業の対象に決定した。信用金庫が中心となる事業構築は全国で初めて。地方自治体と連携して東京・多摩地区で広域プラットフォームを構築して、情報・ノウハウを習得・共有。民間主導により公共サービスが提供できる下地をつくる。

8面(文化)

「きら☆キャリ部」は名古屋市から企業優良賞を受賞
【Runner】 クレディセゾン
 自らの「枠」を外す 無意識のバイアスに気づき
 全員が輝くキャリアを追求
 
  名古屋駅からほど近いクレディセゾン東海支社が、自ら画していた「枠」を取り払おうと奮闘している。女性はもとより、全員の活躍推進を視野に組織の雰囲気づくりやエリア内の同業他社を巻き込んだ取り組みを続々と打ち出す。自分でも無意識の心のバイアスに気がつき、それを修正しながら先にバトンを渡すことが、十人十色のキャリアの積み重ねにつながることを確信する。
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