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アクロホールディングス

代表取締役CEO 石田 知義 氏

2016年2月8日付 第2875号

金融機関からの要望はスマホやタブレット向けサービスなどスピードが求められる
「人材を残す」を使命に 
 起業家育成プロジェクト、本格始動
 
 IT事業を柱に連結対象子会社は28社、出資先企業が18社にのぼるアクロホールディングスは従来と違うグループ経営を追求している。代表取締役CEOの石田知義氏は「ITは起業しやすい業界。人を残すのが使命」と自らの知見を生かしたプロジェクト講座を立ち上げ、ベンチャー創業を全面的に支援する。子会社のうち約10社は元社員が立ち上げているという。2月からノウハウを凝縮した短期育成プロジェクトを本格化した。
 
―2000年に創業、IT企業への支援を手がけている。
 
 自社のグループ企業やIT企業に経営や採用の支援、人材育成、新規事業創生のサービスを提供してきた。ノンバンクでもあり融資も実行する。IT業界は慢性的に人材不足で04年にはBtoBでIT技術者マッチングASPサービスを開始した。仕事と人の双方の情報が全て入るのが大きな特長。大手ベンダー以上のネットワークだ。

―金融機関では。

 スマホやタブレット向けサービスの開発、といったスピードが要求されるものが多い。3年あればプログラマーと認められ、技術があればいくらでも仕事はある。つまりきちんとした技術力の裏打ちがあればIT業界は最も起業しやすい。理系の仕事と思われがちだか、日本語をコンピューターがわかる言語に正確に直して指示を出す、という仕事はむしろ日本語能力が問われる。ブラック企業のイメージが強いことも人が足りない一因だ。
・・・続きは紙面に掲載
 
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