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【290】 2020年1月27日付 フィンテック最新事情(148)

トラベレックスは大手行にも外貨両替サービスを提供している
人質にされた金融サービス トラベレックス社
 
 海外旅行を経験されている読者の多くの方には世界中のエアポートで目にするトラベレックス社(外貨両替サービス)の看板。この会社は英国を拠点に世界26カ国の800店舗およびウェブ(Web)で世界中の顧客にサービスを提供している。それだけでなく、外貨両替サービスのアウトソースサービスをバークレイ銀行、ロイズ銀行、RBS銀行などの英国の大手行を含む10数社にもサービスを提供している。
 そのトラベレックスが昨年の大晦日に、ハッカーからの攻撃を受け、最も危険なランサムウエアが自社システムに侵入して、社内のデータが暗号化され鍵をかけられている危険な事態を確認した。そのウイルス拡散防止とデータ保護の為にトラベレックス社の全てのシステムをインターネットから遮断し、すべてのサービスを停止した。
 年が明けた20年1月6日に、Fintech Futuresサイトからハッキングされた事実と銀行側のコメントとしてオンラインサービスの停止は計画されていた保守点検中の為と云う不可解な情報が報道された。
・・・続きは紙面に掲載

【289】 2020年1月20日付 フィンテック最新事情(147)

アマゾンに金融商品を売り出す世界
アマゾンで金融商品を販売する スペインBBVA銀行
 
 新年早々に、グローバルなデジタルバンクで先頭を走るスペインのBBVA銀行が「アマゾンでチョコレートを販売」と、冗談と勘違いするコメントを付けたニュースが、多くの専門サイトから報じられた(20年1月3日)。
 本稿(286号・287号)では昨年末、「ビッグテックとビッグバンクの共同戦略」の動きを紹介した。巨大なユーザベースを持つGoogleなどのビッグテックが、銀行免許を得ることなく、金融サービスを提供する。この手段として、ビッグバンクとの戦略的提携を進めている。このように、ビッグテックがビッグバンクのサービスを組み込んでいく動きを紹介したばかり。双方にとってこれは、Win―Winの連携であるべきだと多く専門家が指摘している。
BBVA銀行は、バルセロナのモバイル・ワールド会議(2015年2月)で行ったゴンラゼス前会長の有名な講演「BBVAは将来、ソフトウエアカンパニーになるだろう。いまや銀行は、グーグルやフェースブックそれにフィンテックからの絶え間ない脅威にさらされ、数行が生き残るだけだろう」と言明した。BBVAはこのトップの強烈なリーダーシップにより、世界約30カ国でデジタルトランスフォーメーションを推進する。
・・・続きは紙面に掲載

【288】 2020年1月13日付 フィンテック最新事情(146)

米国ではフィンテック銀行の申請はことごとく〝拒否〟されている
米フィンテックにまだ残る障壁
 
 グローバルベースの2019年度第3四半期のフィンテック投資額が89億ドルと過去四半期の投資額で最高額となった。これで2019年度第3四半期までの年間投資額は246億ドルとなり、2017年度の188億ドルを上回り過去最高の406億ドル(18年度)に迫る勢い。国別に、米国への129億ドルがグローバル全体の約50%を占める。このうちチャレンジャーバンクへの投資が13億ドルと、四半期で過去最高額となり年間で30億ドルの投資となった(Grobal Fintech Report 3Q 2019,CB Insight)。
 世界中でチャレンジャーバンクへの投資が広がり、次々と欧州のチャレンジャーバンクがグローバル展開を着々と進めている。一方で、米国でのフィンテックが銀行免許取得に苦戦している実態を「多くのフィンテックが銀行免許の取得を望んでいる。しかし、どこのだれも銀行免許を得ていない」と報じた(アメリカンバンカー紙12月30日付)。
 米国では2015年に、OCC(通貨監督局)がフィンテック銀行の認可を発表した。この発表でフィンテック銀行は各州の認可を得なくても全国展開が出来ると、フィンテックに光が差したように見えた。この背景には、OCCが銀行免許を求めていたフィンテックが「預金保険の対象となる預金口座の開設までは求めていない」と理解したことがある。
・・・続きは紙面に掲載
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