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2015年5月4日

2015年5月4日付 第2841号

〈1面〉 ファンド頼みに限界感 自民金融調査会で議論始まる 民間資金➡成長マネーにつながるか
 
 自民党金融調査会(会長=根本匠衆院議員)は4月22日の会合で「民間主導の成長マネー供給」を目指した議論をスタートさせた=写真。日本郵政グループの上場などでも民間資金の余剰環境は依然続くとみられ、この豊富な民間資金を国内産業にどう誘導ができるか、金融行政上で大きなテーマになりつつある。

 

〈2面〉「食のマッチング展」説明会 都信協・全信中協・全信組連が主催
     11月 東京に取引先集結 来場者5000人目指す
 
 全国信組の取引先が一堂に東京に集結する食のビジネスマッチング展の説明会が4月22日、東京・京橋の全国信用組合会館で開かれ、全国信組の業務推進・総務・総合企画部の担当者らが多数参加し、「5000人の来場をめざす」と結束を深めた。また、初めての試みで東京会場と全国各地の会場をテレビ会議システムで繋いで多くの担当者に取引先への出展を呼びかけた。


〈3面〉信金向けクラウド本格化 富士通エフサス 情報系で共同利用 導入コスト安価に

 

 金融機関向けにシステムの保守・管理などを手がける富士通エフサス(神奈川県川崎市)は、全国の信用金庫に情報系を対象とした共同利用型システムの提供を本格化する。しんきん大阪システムサービス(OSS、大阪市)と組み、全国の信金に広く参加を募る。システムコスト負担や保守人員の高齢化といった信金が抱える懸案の解消を支援する。


〈4面〉上期にコンサル3カ店 三井住友信託 都内・名古屋 店舗網を拡充
 
 三井住友信託銀行は個人客を対象に、相談業務に特化した営業形態の拠点を増やしている。2012年4月に同社が発足して以降、初の新設店として、13年度下期に東京都内と神奈川、千葉両県に計3カ店を開設。これに続き、15年度は上期に都内と名古屋市に計3カ店を新設する。各拠点の立地は人口増加や商業集積が進むなど、それぞれに特徴のあるエリアで、資産運用や相続・遺言、ローンなどのニーズを取り込む。

 

〈5面〉新本部棟が今月稼働 京葉銀 安全性、環境面に配慮

 
 京葉銀行では、創立70周年の記念事業として約2年の歳月をかけて建設してきた「千葉みなと本部」(千葉市中央区千葉港)が完成し、今月から業務を開始する。それを前に、4月27日、盛大なオープニングセレモニーを開催し、新たな門出を祝った。同行の小島信夫頭取は同本部の完成を機に、「今後、景気の拡大が期待される千葉県経済を金融面から後押ししていく」と力強い決意を表明した。

 

京葉銀行の新本部棟


〈6面〉財務改善で金利下げ 横浜信金 決算期に判断、最優遇3%


 横浜信用金庫(本店=横浜市)は4月に取引先企業の財務状況の回復度合いに応じて適用金利を優遇する制度を取り入れた。財務内容の悪化や借入金の返済条件を変更したことなどにより、現時点では資金調達が難しい取引先に対し、経営改善計画に基づく取り組みによって効果が見込まれると判断した場合は、条件付きで金利優遇措置を設けたプロパー資金を供給する。キャッシュ・フローの改善にめどをつけた後、業況の定点観測をしながら、協働で計画達成に道筋をつける。

 

〈7面〉「事業承継サロン」始動 多摩信金 体験談で身近に学ぶ

 

 多摩信用金庫(本店=東京都立川市)は「事業承継サロン」の運営に乗り出す。事業承継を経験した先輩経営者の体験談を通してイメージをつかんでもらうのが狙いだ。当面は講演会とトークセッションの2部構成で展開していく。
 価値創造事業部では「これまでの実務的なセミナーから、事業を継ぐための心構えや学ぶべきことを先輩経営者から学んでもらう。年に4、5回予定している」と話している。
 

『Runner』 南都銀行 
  そうめんで地域ブランド強化 「セミナー開催」「コーディネート」でサポート 競争ではなく協創と団結

 【大阪】奈良県三輪素麺販売協議会と奈良県三輪素麺工業協同組合は2月25日、奈良県、桜井市、南都銀行とともに三輪そうめんブランドの強化に向けた産官金による記者会見を開いた。地方創生が叫ばれる中、各自治体を中心にした地域ブランド力の向上やこれによる地域活性化策が続々とマスコミで報道されはじめた。現在奈良県で一押しなのはこの桜井市三輪を発祥とする〝そうめん〞による地域活性化だ。会見には同行の和田悟・公務・地域活力創造部長が出席した。ブランド化への動きを支援する同行に話を聞いた。
 

ブランド化成功を祈願して大神神社を正式参拝 
 
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