キンケイ最新号ダイジェスト
2025年6月16日 第3285号
1面
「お金でつまずかない教育」着実に 日本貸金業協会
3年目迎え量的拡大、質的向上へ 協会の役割に変化も
日本貸金業協会とアコム、SMBCコンシューマーファイナンス、新生フィナンシャル、アイフルの消費者金融大手4社がけん引する金融リテラシー向上コンソーシアムの活動が3年目を迎えた。担うセミナーは「お金でつまずかない教育を」を掲げ2024年度は1万人超が受講した。金融経済教育推進機構(Jフレック)や県警本部との協働も増えた。今後は教育の質と量双方を充実し、気づく・断る・相談する「消費者力」を高める。
2面(総合)
「クリエイティブ顧問」が助言 JU-CY 土井優代表
中小企業の広告宣伝 町医者的な存在に
チームラボ出身のアートディレクター土井優氏が率いるJUICY(ジューシー、東京・新宿)が今月から「クリエイティブ顧問」の発想を打ち出した。企業に必ず存在する税理士のように、広告宣伝やマーケティング部門のプロとして第三者的に的確な助言をする。自社を訴求したい中小・小規模事業者は多い。「何をどうしていいのか、皆目見当がつかない」との声に応える。
3面(総合)
アプリ、リアル両面で 地域銀
金利のある世界の預金戦略 営業店の重要度再認識
「金利のある世界」に移り、預金獲得の重要性が増している。5月の決算発表に続く機関投資家向けのIR説明会では、預金に関する質疑
応答が行われた。金利上昇を受けて、預金にフォーカスが当たることを想定し、戦略的な観点から説明がなされた。
応答が行われた。金利上昇を受けて、預金にフォーカスが当たることを想定し、戦略的な観点から説明がなされた。
4面(大手行・証券・保険)
グリーンカーボンとJCM組成へ 三菱UFJ信託
フィリピンで実証、販売も 10年間で100万トン目標
三菱UFJ信託銀行はGreenCarbon(グリーンカーボン、東京・港)と協働で、フィリピン国内での二国間クレジット制度(JCM)組成に関する実証を開始した。今後10年間で合計100万㌧のカーボンクレジット創出を見込んでいる。
5面(ノンバンク・ICT)
「最高の金融SaaS」 JTG証券・スマートプラス
富裕層戦略に合致 地域金融向けも
総合金融のJトラスト(東京・渋谷)の証券部門、Jトラストグローバル証券(JTG証券、東京・渋谷)が富裕層戦略を強化している。今年2月にはスマートプラス(同・千代田)と提携し日本初の米株個別株を対象に投資一任サービスをスタートした。JTG証券の矢田耕一社長・スマートプラスの小林紀子社長に提携の背景やその後の展開を聞いた。
6面(地域金融)
サカナAIと協業検討 北国FH
地域企業間のM&Aなど 地銀版のモデル目指す
北国フィナンシャルホールディングス(FH)は10日、生成AIの開発を手がけるユニコーン企業・Sakana(サカナ)AI(東京・港)とAI活用に関する基本合意書を結んだ。両社は今後、AIを活用した地域企業間のM&Aマッチング支援など、地域金融の課題に密着した地方創生に寄与する新規事業モデルの開発に着手する。米半導体大手のエヌビディア、3メガバンクグループなどから出資を受けるサカナAIが地銀と協業するのは北国FHが初めて。
北国フィナンシャルホールディングス(FH)は10日、生成AIの開発を手がけるユニコーン企業・Sakana(サカナ)AI(東京・港)とAI活用に関する基本合意書を結んだ。両社は今後、AIを活用した地域企業間のM&Aマッチング支援など、地域金融の課題に密着した地方創生に寄与する新規事業モデルの開発に着手する。米半導体大手のエヌビディア、3メガバンクグループなどから出資を受けるサカナAIが地銀と協業するのは北国FHが初めて。
7面(信金・信組)
合同で地域密着の商談会 神奈川県内8信金
6年ぶりに展示ブース
神奈川県内に本店を置く川崎、横浜、湘南、かながわ、さがみ、平塚、中栄、中南の8つの信用金庫が5日、横浜市の大さん橋ホールで商談会を開いた。県内すべての信金が協力する珍しいビジネスマッチングとして12回目を数え、最終的に製造をはじめ食品や物販といった発注側企業が101社、受注側の企業として252社が参加した。第7回まで実施していた展示コーナーを6年ぶりに復活させたこともあり、74
社がブースを出し商品や製品などを並べて担当者らが熱心に売り込みをかけた。
社がブースを出し商品や製品などを並べて担当者らが熱心に売り込みをかけた。
8面(文化)
【Runner】 十六カード
金融教育とカード拡販は一体で
責任もってエコシステム形成 「不幸な若年層つくらない」