キンケイ最新号ダイジェスト
2023年12月4日 第3220号
1面
インパクト投資 すそ野拡大 インパクトコンソーシアム
官民で協議会 協働の場に 幅広に参加呼びかけ 来年5月に総会
インパクト投資で官民が連携する「インパクトコンソーシアム」が立ち上がった。まずは11月28日に金融庁で設立会合を開いた。環境や社会課題解決を持続的な成長に結びつける好循環を実現する協働や対話を通じて理解を促し、投資のすそ野を広げる狙いだ。金融機関や投資家、地域企業、スタートアップなど幅広く参加を呼びかけていく。
2面(総合)
生前贈与でコラム 三井住友海上プライマリー生命
社会的関心の高まり受け 12月 贈与最多
三井住友海上プライマリー生命が公式サイトに「Webコラム」を開設した。近年、社会的関心を集める世代間資産承継の一手段「生前贈与」関連のコラムを掲載する。12月は年間で最も贈与が行われる時期であり、顧客や金融機関代理店の関心も高い。「有用な情報を届けたい」という。
3面(総合)
課題解決で独自システム 山梨県民信組
他機関での活用視野 諸届事務を一元化
4面(大手行・証券・保険)
基礎利益 大幅増 主要生保決算
コロナ給付金減少で 運用巧拙に注目
主要生命保険会社の2023年4~9月期の決算が11月21日に出そろった。前年同期に比べ新型コロナウイルスへの給付金が大幅に減少、本業のもうけを示す基礎利益は大幅に増収している。売上高にあたる保険料等収入は明暗が分かれている。保険料を運用する機関投資家としての側面をもつ生保にとっては、金利上昇局面での運用巧拙に今後、注目が集まりそうだ。
5面(ノンバンク・ICT)
金融機関の本人確認に特化 キヤノンマーケティングジャパン
個人認証カードリーダー 来年4月発売、27年までに5万台
キヤノンマーケティングジャパン(MJ)が金融機関の本人確認業務に特化したカードリーダーを来年4月1日に発売する。銀行、協同組織金融機関、生保会社の業務を効率化する。金融機関からの要望に応えた格好だ。2027年までに5万台の販売を目標にする。
6面(地域金融)
アライアンス効果顕著 静岡銀
山中銀とのKPI2割上げ 社会課題の解決にも注力
静岡銀行が山梨中央銀行、名古屋銀行それぞれと結ぶ包括業務提携による収益効果が顕著に出ている。2020年10月から提携を開始した「静岡・山梨アライアンス」では、締結3年目にして当初設定したKPI(5年累計・両行合算100億円)の達成にめどをつけ、目標を120億円に引き上げた。証券領域や市場金融分野を中心に伸長させた。名古屋銀とは今秋、本店内に証券拠点を開業するなど「静岡・名古屋アライアンス」での収益アップが見込まれている。
7面(信金・信組)
コロナ明け 年金旅行復活の兆し 信金業界
高級路線と低価格の2極化
8面(文化)
【Runner】愛知銀
前例ない「栄町コンサル」の現在地
中京銀の営業部門も別館で同居へ 法人格持たないバーチャル組織