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【207】 2018年1月29日付 フィンテック最新事情(72)

「最有力のペイメント銀行」と紹介されたJPM
フィンテック投資の分析 米巨大投資銀
 
 「JPモルガン・チェース銀行の競合他社との比較戦略分析」のレポート(CB Insights社)が11日に発表された。
 本稿はすでにJPモルガン・チェース銀行(JPM)のフィンテック戦略の一部を「銀行のパートナー Ondeck」(120号)「共有API、チェースと
Intuitが連携」(166号)、「JPモルガン初のフィンテックWepay大型買収」(201号・17年11月)として紹介した。
 今回の分析で焦点を当てた競合他社の銀行とは、常にリーグテーブルの上位を独占し、世界経済に大きな影響を与えるバルジ・ブラケット・バンク(巨大な投資銀行)と呼ばれる銀行。JPMの他に、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、バークレイズ、シティバンク、クレディ・スイス、ドイツ銀、ゴールドマン・サックス(GS)、モルガン・スタンレー(MS)、UBSである。
 この分析の比較項目の中に興味深い視点が含まれている。それは、各行の決算発表時に、投資家に向けて「テクノロジー」「デジタル」との言葉を何回使ったのかを比較したことだ。その他の項目には「投資」「M&A」「特許」がある。
・・・続きは紙面に掲載

【206】 2018年1月22日付 フィンテック最新事情(71)

「さらに速度アップ、価格下げがAIで実現するだろう」
今年の米国は「AI元年」
 
 2018年の銀行業界の動向に関するニュースが世界中から飛び込んでくる中から、前号では、欧州での銀行業界の課題を「オープンバンキング元年」と紹介した。それに対して、米国からのニュースにはAI(人工知能)に関するものが多く見られる。
 昨年の年初の本稿(162号)では、米国の銀行業界の動向を「24時間とAIがリテールの課題(AI+24/7=2017)」だと数式で表したBAI(全米の銀行業界団体)のレポートを紹介したが、このBAIが「18年はAIの年になる」と昨年末に再びレポートを出した。
 米国の銀行業界では、これで2年連続して最重要課題としてAIがとり上げられたことになったが、その疑問に答えるように、今年に入って「今年の課題にBAIを選んだ理由」(1月4日付)がBAIから報道された。その概要を紹介してみる。
 17年にはAIを組み込んだ多くのシステム・サービスがスタートもしくは発表されたが、依然として、その使われ方や効果に、多くの議論が続いている。
・・・続きは紙面に掲載

【205】 2018年1月15日付 フィンテック最新事情(70)

「オープンバンクのビジネスモデル」アクセンチュアのレポートから
オープンバンキング元年 欧州
 
 「オープンAPIは銀行業界に後戻りできない影響を与え、銀行を変える」アメリカンバンカー紙(昨年12月26日付)今年1月13日に施行される欧州連合の決済サービス指令(PSD2)が報じられ、「欧州で、新しいペイメント革命が起きている。オープンバンキングに注視すべきだ」と警鐘を鳴らした。
 昨年あるセミナーに筆者と同席した米銀の方から「欧州ではオープンAPIを銀行に義務化したが、米国ではまだ。米国のAPIの導入は遅れている」と話しかけられた事を思い出す。欧州の銀行界に今、いったいなにが起きようとしているのだろうか。
 きっかけは10年前の金融危機。国民の銀行に対する不信感を解消し、良質な金融サービスを提供する金融業界に変質させるための政策が欧州で議論され、今年に入り、そのための主要法が続々と施行される。「良質でコストの安い金融商品・サービス」は適正な市場競争からのみ生み出される。銀行業界はすべての商品・サービスを自行内で製造する垂直型の構造にあった。このため改革が遅れ、こ
れを他業界の水平分散型に近づけるため、欧州連合は15年、ペイメントの商品・サービスに適正な競争原理を導入し、常にイノベーションが起りやすいようにする「決済サービス指令(PSD2)」を制定、この施行日が1月13日と定まっていた。
・・・続きは紙面に掲載
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