2013年3月2日

2013年3月2日付 第2833号 

農協改革案で農政弱体化 民主真っ向対立
 
 民主党は2月20日の農林水産部門会議農政改革研究会(会長=玉木雄一郎衆院議員)の会合から「農協改革」の党内議論を開始した。衆院は2月25日に実質「農協改革法案」の集中審議に入った。「農協経営の自由度を上げ、全中の法的権限の抜本的な見直しによる農業経営の改革を目指す政府案」に対し、民主党は「所得を上げられる個別農家」を焦点に、今回のような無理な農協改革は農政の弱体化に繋がると真っ向から対立。郵政民営化と似た様相になっている。

全信中協 「アドバイザー制度」創設 外部コンサルを信組に派遣
 
 全国信用組合中央協会(全信中協)は2015年度の事業の一つとして「しんくみアドバイザー制度」を創設する。信用組合の経営効率の向上、課題解決を図るのが狙いだ。信用組合の業務に優れた実績やノウハウを持つ信組の役職員やOB、全信中協が選定した外部コンサルタントをアドバイザーとして登録、分野別のコンサルティング業務を立ち上げる。希望する信組に短期間派遣する。

「より開かれた決済システムを」 楽天金融カンファレンスで三木谷会長兼社長

 楽天と銀行、証券、カードなどグループ金融7社は2月23日に都内で金融カンファレンスを開いた。楽天の三木谷浩史会長兼社長は、米決済大手ペイパルの共同創業者の1人で投資家でもあるピーター・ティール氏との対談において、日本の決済環境に関し、「もっとグローバルに開かれるべきだ」と語り、当局には決済の国際化を後押しする取り組みを求めた。会場には国内外の投資家、行政・金融業界幹部らが駆
けつけ、関心の高さがうかがえた。
 
仙台で国連防災世界会議 節目の年、「ポスト兵庫」を策定

 国連が主催する国際的な防災戦略を策定する世界会議が14日から18日まで、仙台市で開かれる。阪神淡路大震災から20年、東日本大震災から4年目の開催となり政府や自治体、保険業界が連携して準備が進む。自然災害の脅威は日本だけにとどまらない。会議ホスト国、防災先進国として2015年以降の新たな国際防災枠組み策定に向け、議論を積極的にけん引する立場だ。
 
 
第2回世界会議は神戸市で開かれた(損保協会のセッション)
 
池田泉州HD 長期的新政策を策定 バーゼルⅢ 自己資本充実へ

 【大阪】池田泉州ホールディングス(HD)は2月23日開催の取締役会で長期的資本政策を策定し、発表した。新しい自己資本比率規制であるバーゼルⅢを見据えた自己資本の充実を図るとともに、資本関連コストの減少、内部留保の積み上げを計画的に行うことで、昨年5月に打ち出した長期経営計画の達成を確実なものとする。
 
1兆円信金同士が激突 豊田信金 瀬戸信金 新興住宅地「長久手市」めぐり

 【名古屋】愛知県北西部の新興住宅地・長久手市をめぐって大手信用金庫が激突する。豊田信金と瀬戸信金で、ともに預金量1兆円を超える県内の有力信金同士。豊田信金が長久手市に進出するのは初めてで、すでに市内に複数店舗を持つ瀬戸信金は迎え撃とうと拠点の追加を決めたが、互いの新店舗は道路を挟んでにらみ合う格好になることが分かった。かつての紳士協定も崩れつつあるようだ。

川崎信金 40年間の自営オンに終止符 ユニシス共同型へ18年移行

 川崎信用金庫(本店=神奈川県川崎市)は1980年から稼働してきた自営オンラインシステム(富士通製)の運営に終止符を打つ。日本ユニシスの地域金融機関向け共同利用型の採用を決め、4月から本格的な移行作業に着手する。本番稼働は2018年1月を予定している。同信金は自営継続の選択も含め次期勘定系システムのあり方を検討してきたが、大手信金の導入事例が多いユニシスの共同利用型は「先進信金のノウハウが詰まっており、安心・確実な移行が見込まれる」と判断した。
 
Runner 島田信用金庫 地元茶業を盛り上げる
 
 島田信用金庫(本店=静岡県島田市)は低迷するお茶の消費拡大を支援につなげようと高校生とタッグを組んだ。県内の商業高校と昨年6月から検討を開始。2月中旬に、同信金の取引先である茶業関係者らが集まり毎年開かれる恒例の懇談会で研究成果が発表された。島田信金にとって茶業者は主要取引先。行政なども含めた地元と連携を強めていくことで、茶業者の盛り上げに一役買っていくつもりだ。

 
市内の茶販売店の検索アプリ「島田お茶めぐり」は無料でダウンロードできる
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