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アシストマイクロ

営業統括マネージャー 入方 圭子氏

2014年12月15日付 第2824号

反社情報、統合的に管理  「あいまい検索」が強み

 

 アシストマイクロ(東京・中野)は海外ソフトウェアの販売、独自システムの開発・販売、情報資産の電子化サービスという3事業を展開し、業務改善や内部統制、情報管理といった経営課題へのソリューションを提供している。なかでも法規制への対応が厳しく求められる金融機関に対しては、融資関連書類を厳正に管理する「債権書類管理システム」や窓口での本人確認業務を支援する「本人確認書類管理システム」など、その業務課題に即したソフトウェアを開発し、全国各地の金融機関に展開している。最近の取り組みをシステムソリューショングループ営業統括の入方圭子マネージャーに聞いた。

 

―金融機関向け製品で特に力を入れているのは。

 

 注意情報管理システム(FAMシステム)です。金融機関で所有する注意先リスト(反社情報)を統合的に運用・管理する製品で、複数のリストを取り込んで横断的に検索できます。これにより迅速かつ正確な反社チェックを可能にし、円滑な取引時対応を支援します。既存リストのインポート・エクスポートを柔軟に行えるため、反社会的勢力だけでなく重要顧客の管理にも活用可能です。

 

―システムの強みは。

 

 強力なあいまい検索機能です。完全一致のシステムは一文字違うだけで本来は該当する注意先を検索できませんが、本システムは旧字体・新字体といった表記ゆれや住所欠落など、同一情報にありがちな相違を自動的に補完するデータクレンジング機能によってもれなく抽出します。抽出された注意先情報は確認したい情報との一致率が一目でわかる一致度スコア(点数)付きで表示されます。

 また、データは受付担当者や役席者など権限による表示制限ができ、誰がいつ何を見たかという操作履歴も残るため厳正な運用が可能です。

・・・続きは紙面に掲載
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