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【436】 2023年8月7日付 フィンテック最新事情(294)

米下院金融サービス委員会が画期的な暗号法案を提出

 前434号と435号で新興の暗号資産・クリプト市場に対する米国と欧州の規制当局の取り組み姿勢と方向性の現状について紹介した。強く印象に残るのは、クリプトにやさしい欧州の対応に対して、リスクを強く意識している米国の姿勢である。
 欧米諸国における規制当局の金融サービスのイノベーションに対する取り組みの姿勢の違いが浮き彫りになった一例を示すものが、7月14日付のアメリカンバンカー紙に掲載された。多少乱暴な感じもするが興味深いものでもあるためその概要を紹介する。……続きは本紙で。

【437】 2023年8月21日付 フィンテック最新事情(295)

ウエルズ・ファーゴ銀行のデジタル・プラットフォームのリーダー
 
 
バンカメのバーチャル・アシスタント“Erica嬢”を立ち上げ、その功績で2017年の“バンカー・オブ・ザ・イヤー”に選ばれたミシェル・ムーア女史については幾度か当紙面を使って実績を紹介してきた。既にバンカメのオンライン・バンキングユーザ4600万顧客の中1820万顧客がErica嬢と会話をしており、他に類を見ない巨大なサービスになった強い印象を持ち続けていた筆者にとって、驚くべきニュースが報道された。それがアメリカンバンカー紙(6月9日付)の“ウエルズ・ファーゴのバーチャル・アシスタントの次なる展開とは:ミシェル・ムーアとのQ&A”だ。同行は6900万顧客を抱えるバンカメのライバルでもある。ムーア女史は2018年12月にバンカメを辞めた後、Boston Consulting Groupに所属し、2020年12月18日に元バンカメの幹部ムーア女史がウエルズ・ファーゴ銀行のデジタル・プラットフォームのリーダーとして採用されたと報道されていた。
 このダイナミックな人事例は、バンカメの成功体験をもとに、ウエルズ・ファーゴでより先進的なデジタル戦略に取り組むムーア女史の活動の軌跡を紹介する事で、デジタル戦略の方向性を理解する助けになると考える。……続きは本紙で。

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