4月

【176】2017年4月24日付 フィンテック最新事情㊿

〝貯蓄〟と〝投資〟をアドバイスしてくれる
貯蓄を勧める「技術」、いろいろ その3
 
 アドバイス型には、Hello WalletとWealth Wizardsがあり、会社が従業員に貯蓄アドバイスを提供する。実際のお金の操作や、投資などのツールと併用して使われる。会社側は、従業員が職場でお金に悩み、仕事に支障が起きないよう職場環境を維持するため緊急時の蓄えや、退職後の長期的な貯蓄の仕方を学んでもらう。
 アドバイス型と分類する理由には、投資判断やお金を動かす操作を仕事中にすることのないように情報提供することを主目的にしているからだ。ビッグデータや行動分析など最新技術を取り入れた点が新しい。Hello Walletは2015年のFinovateFallでデビュー、米国企業従業員向けの金銭的健全化プログラムとして従業員に提供し始めた。
 Wealth Wizardsは、今年のFinovateEuropeで、ロボ・アドバイザリー・プラットフォーム上に従業員の給与水準から合理的な年金額を目標とする“年金拠出アドバイス”を発表した。自己の給与と、政府の年金プログラムに基づいた毎月の拠出金額、そして将来もらえるだろう毎月の年金額を従業員は知ることが出来る。
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【175】2017年4月17日付 フィンテック最新事情㊾

子ブタの貯金箱はAIの入り口
貯蓄を勧める「技術」、いろいろ その2
 
 Worldlineは、5歳から12歳の子どもを対象にするファミリータイプのバンキングサービス。子供には物理的な口座として貯金箱(インターネットにつながるPiggy Bank)を与えて、これがモバイルバンキングのエコシステムを構成する。
 インターネットでつながれており、子どもの好きな場所に置ける。子ブタ型の貯金箱にコインを投入すると、その情報がモバイルバンキングシステムに送られ、口座に入金処理される。同時に、子供が貯金したことが両親のスマホに通知される。
 両親からお小遣いを子どもにあげるには、スマホを子ブタの鼻に近づけるだけ。貯金箱からシステムに情報が送られ入金できる。子どもの成長に合わせて、各種のサービスがある。
 例えば、クリスマスのプレゼントをおねだりする習慣。子どもがウィッシュリスト(欲しいもの)を作り、その金額に合わせ、子供の貯金が不足なら、お婆ちゃんからのお小遣いを両親に送り、両親のスマホを子ブタに近づければ、貯金が増える。IoTの世界を金融サービスに応用した分かりやすい事例といえる。
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【174】2017年4月10日付 フィンテック最新事情㊽

世界各地で開かれる「Finovate金融」イベント
貯蓄を勧める「技術」、いろいろ その1
 
 Finovateグループは、金融分野(Financial)のイノベーションに特化したイベントを毎年、世界各地区で開催している。
 Finovate Spring(サンノゼ、4月)、Fall(ニューヨーク、11月)、Europe(ロンドン、2月)、Asia(香港、11月)。2016年の1年間だけで5000人以上が参加して、250以上のFintech各社が7分間のプレゼンを合計30時間もした実績がある。このサイトには、世界中から参加したFintech各社のプレゼンのビデオが数年間分蓄積され、公開している。(参照:http://finovate.com/videos/)
 その中からSavings Tech(貯蓄の技術)をテーマに、次の6項目に分類したソリューションをFinovateニュースが3月に発表した。その概要を紹介する。
 ①ゴールベースのPFM型―Meniga(英)、Capita(l 米)②独立・自動預金型―
Dyme(米)、Digit(米)③ジェネレーションZ型―Famzoo(米)、Worldline(仏)④クラウドファンド型―Spiff (ノルウエー)、InSpirAVE(米)⑤アドバイス型―Hello Wallet(米)、Wealth Wizards(英)⑥受動型投資―Acorns(米)、
Betterment(米)、Prosper(米) ▷ゴールベースのP F M型は、収入と支出に基づいた単純な予算管理の枠を超え、いくつかの節約目標機能を提供する。
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【173】2017年4月3日付 フィンテック最新事情㊼

スタバは世界で最も成功したモバイルエコ企業
「車内でスタバ」 チャットボット決済
 
 マスターカードは約3 年前からデジタル決済システム「マスターパス」サービスを始めた。顧客がクラウドに個人情報や銀行の取引情報を保管して、店舗での買い物の際にスマホを専用リーダーにかざすだけで簡単に支払いができる。これに加え2月27日、オーダー&ペイ・サービスの〝クイッカー(Qkr!)〟を、米国やシンガポールなど6カ国に展開すると発表した。
 このオーダー&ペイ・サービスは、スターバックスが2015年に全米のすべての直営店に展開したことで注目を集めたサービスである。来店してから注文する時間のイライラを解消するため、スマホから事前に注文し支払いを済ませておく。来店した時にはコーヒーをカウンターでピックアップするだけ。カフェやファースト・フードなど、店内で客待ちの生じるサービス業にとって店側と客の双方に歓迎され、広がってきた。
 ウエストパック銀行(オーストラリア)は、このオーダー&ペイ・サービスをモバイル・バンキングのメニューにとりあげ、ペイメントとコマースとを結びつけ、銀行のフィンテック・サービスとして推進している事例も紹介した(本稿110号、15年10月)。
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