2014年3月10日

2014年3月10日付 第2789号

〈1面〉「第3の矢」は税軽減
 
 自民党の「好循環実現フォーラム」の第1回会合が1日の東京都大田区からスタートした。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉から帰国したばかりの甘利明・経済再生担当相が基調講演を行い、政労使会合の実現など「安倍内閣は前例なき踏み込んだ政策を行い、この6月には(軽減)税制を軸に新成長戦略をまとめる」「日本はやはり経済大国であるべき。世界から一目置かれる存在でなければいけない」とTPP交渉にも触れた。
 
〈2面〉投資規模1.3兆円に 日本郵政 3ヶ年計画

 日本郵政の西室泰三社長は2月26日、都内の本社で会見を開き、2016年度まで3年間を機関としたグループの中期経営計画を発表した。株式上場を見据え、システム投資に今後3年間で1兆3000億円を投入する計画。新たな資金調達は考えておらず、手元資金で賄うという。ゆうちょ銀行、かんぽ生命の金融2社の上場について、西室社長は法律上ではいつでもできると前置きしつつ「決めていない。株主とも話はついていない」と述べるにとどめた。
 
〈3面〉三菱東京UFJ銀 7月に米州業務統合

 三菱東京UFJ銀行は米州事業を一元的な運営体制に移行する。7月1日付で同行子会社で米国の金融持ち株会社ユニオンバンカル・コーポレーションを「MUFGアメリカズ・ホールディングス」に、米国の銀行現地法人のユニオンバンクを「MUFGユニオンバンク」にそれぞれ改称したうえで、米国内の人員をMUFGユニオンバンクに統合する。米州事業の一元的運営でユニオンバンクの安定した米ドル調達力をグループ全体に活用できるようするほか、米国の金融規制強化を見据え、ガバナンス態勢の高度化につなげる。ユニオンバンクの米国内での預金残高ランキングは2012年12月末時点で12位。規模や収益力でトップ10入りを目指す。
 
〈4面〉知的資産経営を支援 東京都民銀

 東京都民銀行は4日、取引先中小企業の知的資産経営支援を通じて企業価値の向上と地域産業の家政科を図ることを目的に、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)との間で、「業務連携に関する協定書」を締結した。中小企業の知的資産経営に関する取り組みを重点的事項として都産技研と業務連携する金融機関は、同行が初めてとなる。
 
〈4面〉池田泉州銀 あべのハルカス支店を開設

 【大阪】池田泉州銀行は4日、大阪市内の「あべのハルカス」にあべのハルカス支店と外貨両替ショップあべのハルカス店を開設した。あべのハルカスは、ビルとしては日本一の高さ300㍍の超高層複合ビル。近鉄百貨店をはじめ、ホテルや美術館などがあり、同行はオフィスとして18階に入居する。
 
テープカットする藤田博久頭取(左端)ら関係者
 
〈5面〉埼玉県信金 創業サポートデスク設置

 埼玉県信用金庫(本店=埼玉県熊谷市)は新たな事業支援に乗り出した。開業予定者などの円滑な運営サポートを狙いに「さいしん創業サポートデスク」を設置し3日から運営を開始。また、事業者の資金調達の多様化に向けてミュージックセキュリティ―ズと業務提携した。事業支援をさらに強化し幅広いニーズに応えていく構えだ。
 
〈5面〉最終利益、41億円見込む 城南信金

 城南信用金庫(本店=東京都品川区)は2月21日、都内のホテルで有力取引先を対象に「業務報告懇親会~2013年度経営内容公開説明会~」を開き約800人が出席した。冒頭、吉原毅理事長は「金融界は厳しい環境だが、我々は地域の皆さんを守り、幸せに奉仕する信用金庫の原点を忘れることなく、地域のお客様の発展に役立つ、お客様応援企業を目指して役職員一丸となって取り組んでいる」とあいさつした。
 
〈5面〉トップインタビュー 福岡ひびき信金 野村 廣美理事長

 福岡ひびき信用金庫(本店=福岡県北九州市)は2014年に創立90周年と5金庫合併10周年の節目の年を迎えた。野村廣美理事長は100周年を見据えた今後10年の展望として、高齢化が進む北九州市などで地域活性化に同信金が積極的に関与。信用金庫の良さを広めつつ県内の他信金との連携などを通じて、福岡市など成長市場で攻勢に出る考えを明らかにした。
 
福岡ひびき信金 野村廣美理事長
 
〈5面〉初の女性支店長誕生 東京信金大泉支店 河井 文枝さん

 東京信用金庫(本店=東京都豊島区)で初の女性支店長が誕生した。2月3日付で大泉支店の支店長に抜擢されたのは河井文枝さん。全29店舗の紅一点の指揮官となる。「自分を知ってもらうために、まずは営業地域のお客様の所へ何度も訪問し、顔や名前を憶えてもらうことが大事です」と自己アピールに余念がない。
 
東京信金大宮支店 河井文枝支店長
 
〈5面〉「起業家大賞」贈呈式開く 京都信金

 【大阪】京都信用金庫(本店=京都市)は2月28日、本店ホールで「京信・地域の起業家大賞」表彰式を開催した。関係者64人が参加した。同信金は2008年から地域の商店街や伝統産業など毎年テーマを替えながら「地域の絆づくり」大賞を5回にわたり開催してきた。
 
〈6面〉社長交代を正式発表 MS&AD

 大手損保のMS&ADインシュアランスグループホールディングス(MS&AD)は社長交代を正式に発表した。6月下旬に予定する株主総会で決める。三井住友海上トップの柄澤康喜氏が社長に、あいおいニッセイ同和損保の鈴木久仁社長は新たに会長職に就く。2社の社長はそれぞれ続投。意思決定を迅速化して、今年4月からスタートする機能別再編を確実に推し進める狙いがある。
 
会見後撮影に応じる首脳陣(左から柄澤康喜、江頭正明、鈴木久仁の各氏)
 
〈7面〉ヤミ金融やカード不正使用 13年は一転、増勢に

 2013年におけるヤミ金融の検挙件数、被害額はともに12年を上回り、カード会員へのなりすましといったクレジットカードの不正使用金額も増加傾向にある。警察は預貯金口座の凍結や携帯電話の解約、カード業界ではICカード化やネット決済への追加認証の導入・利用を強化・推進しているが新手の手法も出現。対策の強化にも関わらずイタチごっこの様相を呈している。
 
〈8面〉Runner ベリトランス

 通信販売のコールセンターで、クレジットカードの決済に対応していないところを探すのは難しい。だが、カード情報の取り扱いをみれば、はなはだ心もとないというのが実情だ。オペレーターが顧客からカード番号を聞き取って手作業でパソコンに入力しているセンターは多い。事態を放置すれば、個人情報の漏えいや不正使用被害を招きき、社会的信用が失墜につながる可能性もある。
 
山中隆治部長
 
株式会社 金融経済新聞社
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