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キンケイ最新号ダイジェスト

2025年6月9日 第3284号

1面

中小の中長期な成長投資 重要性指摘 政府
 「ものづくり白書」閣議決定 DX・GX、脱炭素 観点考慮


政府は5月30日の閣議で2025年版「ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)を決定、国会に提出した。トランプ関税など事業環境の不透明性が増す中、製造事業者は脱炭素、経済安全保障の観点を考慮した中長期的な成長投資が重要と指摘。製造業のDXが稼ぐ力を向上することやGX推進なども重視する。

2面

SNS活用 適切な手段を選ぶ SNSエキスパート協会
 目的、対象に応じた使い分けを 専門家をうまく活用

一口でSNSと言ってもフェイスブック、旧ツイッターのX・インスタグラム・ラインと多様だ。SNS検定事業のSNSエキスパート協会の後藤真理恵代表理事は活用について年間50超の講演を担う。「まずは目的と対象を絞り適切な手段を選ぶこと」と話す。

3面

大震災が不正に拍車 いわき信組不正融資
 全容解明は程遠く 第三者委員会と対立、調査行き詰まり
 
いわき信組の不祥事は、第三者委員会による外部調査でも全容解明にはほど遠い状況だ。発端となった大口融資先に対する迂回融資は第三者委員会の調査でさらに2004年までさかのぼることができたが、いつの時点から始まっていたかなど真相はいぜん闇の中だ。2011年の東日本大震災で大口融資先への資金提供を止めた時点が、不正融資の泥沼から抜け出す最後のチャンスだったが、経営への影響を懸念しできなかった。いわき信組は東日本大震災の復興支援を通じて業容を拡大したが、今回の不祥事は大震災が与えた負の影響を示した格好だ。

4面

株主提案、過去最多に 三菱UFJ信託
有報の事前公開、半数以上で 3週間以上前の提出は進まず


上場企業の株主総会は今月下旬にピークを迎える。三菱UFJ信託銀行は3日までに株主総会をめぐる動向をまとめた。株主提案を受ける企業が過去最多となる中で、企業がどのように対応するか、関心が高まっている。


5面

 相手のメールにデジタル名刺 Sansan
 「渡した名刺の価値」最大化 必要時、連絡先判明

Sansanが5月末に法人向けクラウド名刺管理サービスSansanの新機能としてデジタル名刺ソリューションサービスを発表した。ビジネス相手が必要な時、名刺情報がメールボックスの中にある。相手先が名刺管理ツールを活用していなくてもメールアドレス宛てに自分の名刺情報が自動送信されて残る。


6面

大規模オフィス改革 進行中 東京スター銀
魅力ある執務スペース提供 エンゲージメント向上狙う


東京スター銀行が新しい働き方を実現しようと本社執務スペースの全面刷新に乗り出した。2026年度下期までに全5フロアを順次、改革する。すでに第1弾で8階フロアの全面改装が完了、業務を始めた。機能を高めた魅力的な仕事場を構築して多様な働き方や業務効率化を後押しする。

7面

周年事業に弾み 広がる活動 信用金庫の日
 地域貢献、SDGs、防犯など


特集面では全国の信用金庫が予定する信用金庫の日に向けた独自の取り組みを地区別に報告する。近年は100周年の節目を迎える信金が相次ぐ中、周年事業の一環として信金の日の活動を位置づけるところも増えている。消費者教育や詐欺防止、地域貢献など、活動内容は広がり、充実度も増している。

8面(文化)

【Runner】 東京建物
高度金融人材を育成
FIAN誕生、連携拠点に 三井住友銀や大和証券参画



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(キンケイ)
〒104-0045
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・小冊子の発行

 
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