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キンケイ最新号ダイジェスト

2025年3月10日 第3274号

1面

金融業界の最新トレンド探る 金融AI革命最前線
「ルールは官民で」 メタリアルなど主催

 イベント「金融AI革命最前線」が18日に都内で開かれた。金融庁総合政策局イノベーション推進室の牛田遼介室長や脳科学者の茂木健一郎氏らが登壇。社会実装が進む生成AIの将来性などを議論した。「先回りしてルールをつくることをしてはいけない。官民で(ルールを)考えた方がいいと思う」(牛田室長)。金融業界関係者ら100人が参加した。

2面

3機関連携で支援 日本公庫・JA佐久浅間・長野県JAバンク
 農業者の事業承継 創業者の思いバドン渡し


日本政策金融公庫、佐久浅間農業協同組合(JA佐久浅間)、長野県信用農業協同組合連合会(長野県JAバンク)は3日、村田洋祐氏と本山康介氏に対し、月夜原農園の株式購入資金について「農業経営基盤強化資金」を活用して実施した。同農園は佐久穂町で農業を営っており、3者が創業者の思いをバトンリレーすることに一役買った格好だ。


3面

「預金獲得」、「相談機能」を意識 地域金融
 カウンターレス店 肥後銀は福岡県2店舗 熊本銀 郵便局に「手続窓口」

 
金利ある世界に戻り、地域銀行の営業店のあり方が変わった。これまでの集約・統合から一転、預金獲得拠点としての重要性が増しているためだ。ゆっくりと話ができる相談拠点としてのリニューアルも進む。地域銀行にも地域の金融インフラを維持する観点から、営業日の削減
などの取り組みが増えている。

4面

自然再興経営へ新商品 みずほ銀・みずほリサーチ&テクノロジーズ
第1号案件は東急不動産HD 中長期的な価値向上に寄与

みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズは、ネイチャーポジティブ(自然再興)経営の浸透に向けて「Mizuho 自然資本インパクトファイナンス」の取り扱いを開始した。第1号案件として東急不動産ホールディングス(HD)への融資も行った。社会・環境課題の解決と企業価値向上の実現を目指す。




5面

 限られた人員でサイバー脅威に対応 ウィズセキュア
  中堅・中小市場が主戦場 サイバーセキュリティコンサルは売却

ウィズセキュアは2月28日に都内で事業説明会を開いた。Artturi Lehtio(アルトゥリ・レティオ)バイスプレジデントが来日、藤岡健社長が決算を踏まえ戦略を説明した。今年11月に3事業のうちサイバーセキュリティコンサルティング事業をスウェーデンの投資会社Neqst(ネクスト)へ売却、日本のコンサルは停止する。日本市場には大きく影響しない。



6面

新中計「パーパスと共に成長」 群馬銀
ROE10%実現でPBR1倍に 純利益1・5倍600億円


群馬銀行は2月27日に2025年度から3カ年の新中期経営計画を公表した。「グロースウィズパーパス」を掲げ、今月末に終わる現中計からの社会的価値と経済的価値の両立を深化させる。本部組織も戦略に応じて再編するなど、同行を地域のハブとして資源をつなぎ、持続可能な地域経済圏を構築する。最終の28年3月期の連結純利益目標は600億円と足もとの1・5倍に増やす。


7面

ベア、初任給アップ広がる 信金業界
 高松は2年ぶり、観音寺は3年連続 新卒20万円超時代に

 
信金業界でベースアップや初任給の見直しが広がっている。人手不足は中小企業ばかりではない。金融機関も厳しい。地元主要行との差もある。処遇改善で溝を埋め、新卒確保や離職防止につなげる。相次ぐ底上げで初任給は一般職でも20万円時代に突入しそうだ。

8面(文化)

【Runner】 損保協会
ASEANの成長支える




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〒104-0045
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TEL.03-6264-0881

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・小冊子の発行

 
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