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4月

【132】2016年4月25日付 フィンテック最新事情⑮

フィンテックの強味は〝脱店舗戦略〞
「過去10年、店舗は半減」 でも中国は
 
 「どのようにフィンテックは金融サービスのデジタル破壊を進めていくのか」を副題に「デジタル破壊」をテーマに、シティバンクのCiti GPSレポートが3月に発行された。
 10年から13年にかけ、年間30億ドルに満たなかったフィンテックへの投資は、14年に120億ドル、15年には190億ドルと急増。その投資額の92%が、フィンテックを通じ「デジタル破壊の資金として」、リテール/スモールビジネス(SME)のペイメントに26%、レンディングに約半分の47%もの資金が投入された。
 一方、フィンテックがターゲットにしているリテール/SMEバンキングであげられた利益(プロフィット)は、ペイメントからが4%、レンディング25%、その他13%と、これだけでバンキングビジネス全体の46%を占める。
・・・続きは紙面に掲載
 

【131】2016年4月18日付 フィンテック最新事情⑭

激変したビジネス分野 英金融界
 
 フィンテックのスタートアップに資金提供し、オフィス貸与などのビジネス立ち上げを支援している英国のアクセラレーターS t a r t u p b o o t c a m p F I NTECHとそのスポンサーPwC(プライスウォーターハウスクーパース)が、ロンドンにおけるフィンテックの現状を分析した「フィンテック2015―2016:変化が加速」のレポートを3月23日に発表した=写真。その概要を紹介する。
 英国のフィンテックマーケットを数字で見ると、2015年は、Startupbootcampロンドンに、54カ国から400以上のフィンテックが申請した。その結果、72社が投資を受け、14年に比べ35%増の9.01億ドルと好調だった。プログラム申請を54カ国もしている事実は英国がフィンテックハブとして世界をリードし
ていることを示す。
・・・続きは紙面に掲載
 

【130】2016年4月11日付 フィンテック最新事情⑬

クレジットカードでは全米トップの Capital One
米初のOpenバンキング Capital One
 
 米の銀行界ではオープンバンキングAPIでヨーロッパに後れを取っていると紹介したが、これには、欧州で「ペイメントサービス業者がその顧客の銀行口座から送金できる仕組みを、銀行が用意しなければならない」とのE U決済サービス指令(PSD2)の実施が2年後に迫っていることがある。米国に、このような制度的プレッシャーはない。しかし、フィンテックへのサポートを目的に一定期間内、プログラム開発やサービス考案などの共同作業を行い、技能やアイデアを競う場「ハッカーソン」の開催時や、自行サービスの開発用に、パートナーのフィンテックに銀行システムの一部機能とデータへのアクセスを可能にするAPIを限定(クローズド)して、提供している。
・・・続きは紙面に掲載
 

【129】2016年4月4日付 フィンテック最新事情⑫

「フィンテックのための銀行」、ドイツでは誰でも利用できる
成功させるため「銀行の設立」を認めた
 
  「今までのフィンテックのスタートアップは、ある程度のビジネス規模になればよりビジネスを大きくするために銀行とパートナーを組むか、銀行に買収されるかの選択肢があった」。アメリカン・バンカー紙(3月21日付)はこう書き出し、テクノロジー会社solarisBankがドイツでのフルサービス銀行のライセンスを3月14日に取得、フィンテックのための銀行(banking-as-a-platform:BaaP )が誕生したと報道した。
 solarisBankのホームページ(=写真)は「新しい夜明け」と題し、「デジタルエコノミーのための銀行、そしてデジタルビジネスのため初めてのバンキング・プラットフォーム、モジュール化されたバンキング機能を提供するAPIを使いフィンテックが狙う革新的なデジタルビジネスのゴールを実現させる」と謳う。
 それらに加え、「我々が、一番手間のかかる厳しいバンキング・ライセンスを取得できたため、皆さんはその必要がないのです」と強調。今、英国には銀行と組まないで自身で銀行ライセンスを取得するフィンテックが、次々に誕生している。
・・・続きは紙面に掲載
 
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