2018年3月19日
2018年3月19日付 第2971号
7面
【中国・四国地区信金】 「攻め」の農業を後押し
新興国の人口増加や経済成長で食品市場は拡大する。それを見据え農林水産物・食品の輸出額を2年前の7500億円から一挙に1兆円突破を目指す政府。好調なインバウンドにみられるように付加価値の高いメイド・イン・ジャパンを売り込み、農業を成長産業に生まれ変わらせる作戦だ。ただそれにはまず地域農業をどう立て直すかが急務。農協改革やメガバンクによる農業参入など民間金融機関の入り込む余地が増えている。中国・四国地区の信用金庫の戦いぶりを追った。
広島信金 高齢化の逆風の中、アグリを支援
ファンド活用し、リーダー育成
玉島信金 果樹農家の支援に力を入れる
産学官金モデルで スパークリングワイン
愛媛信金 「農号経営アドバイザー」活躍
県内他機関とも協調
観音寺信金 融資は微増の傾向
ノウハウ蓄積し適切な対応