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3月

【489】 2026年3月2日付 フィンテック最新事情(347)

アメリカで拡大する詐欺エコシステム

米国の金融詐欺は高度化が進み、サプライチェーンやカスタマーサービスを備えた独自の内部経済を形成している。詐欺はもはや個人詐欺師の領域ではなく、独自の急成長産業が生み出す産物である。抜本的な対策なしに運用上の防御策が機能不全に陥る危機的状況あり、銀行関係者は新たな詐欺環境を冷静に分析し、危険性の高まりを反映したシステム調整が必要であると、アメリカンバンカー紙(2月17日付)の記事が指摘しているので、その概要を紹介する。
 2025年が再確認させた教訓はこれだ。詐欺はもはや孤立した手口の集合体ではない。組織化され、適応力があり、ますます専門化する生態系だ。詐欺師たちは単にアカウントを盗むだけでなく、それらを転用。銀行口座、信用枠、事業体、古くなったメールアカウント、さらには政府給付の身分証明さえもが、インフラとして機能するようになった。テレグラムやダークネット市場では、ベンダーが「古くなった」個人・法人口座、送金サービス、資金洗浄用中継口座、資金運び屋募集パイプラインを公然と宣伝。送金証明動画はマーケティングツールに。資金洗浄は付随業務から中核製品へ移行した。……続きは本紙で。

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