2025年9月15日
2025年9月15日 第3296号
1面
成長加速プログラム 第11期に 中小機構
FASTARピッチイベント 1年の成果 三井住友銀賞も
中小企業基盤整備機構は8月末にスタートアップ(SU)支援事業のアクセラレーションプログラムFASTAR(ファスター)のピッチイベント「デモデー」を虎ノ門ヒルズの会場とオンラインで開いた。2024年に採択されたファスター第11期に参加した企業14社が1年間のプログラムを通じた成果を発表した。経済産業省、中小企業庁が後援、三井住友銀行賞も用意された。
2面(総合)
スタートアップ支援加速 関東SR
地方からユニコーン 地銀・信金17機関
関東エリアの地方銀行や信用金庫、ベンチャーキャピタル(VC)などが参画するスタートアップ支援組織「関東STARTUPRUNWAY」が立ち上がった。各機関が連携し、資金調達や事業計画改善支援などの窓口を一元化。地方から企業価値10億ドル(約1475億円)以上の「ユニコーン」を育てることを目標に、スタートアップの事業拡大と成長をサポートする。
3面(総合)
市のにぎわい拠点 八十二銀
カフェ建設ZEB対応 木造住宅 支店の作りに独自の工夫
八十二銀行は8日、カフェとの併設店舗となる伊那北支店(長野県伊那市)を移転オープンした。タリーズコーヒーの出店や支店窓口に可動式窓口の採用、コンサルティングブースの設置、建物は木造建築など、初の試みが並ぶ。建て替えに当たっては地域活性化になる施設という市の要望に応え、独自の工夫を随所に施した。
4面(大手行・証券・保険)
A高輪に約20年ぶりの新店舗 三菱UFJ銀
顧客との接点確保 新たな挑戦の場に
三菱UFJ銀行は12日、JR高輪ゲートウェイ駅直結の商業施設、ニュウマン高輪に新型店舗「エムットスクエアTAKANAWA」を出店した。同行の新店舗開設は約20年ぶり。非金融を含めたイベント開催などを通じて多くの接点を作り出す、新たな挑戦の場として期待される。
5面(ノンバンク・ICT)
データ活用の業務改善計画 BIPROGY
全業種 人材を育成 地銀3行へのプログラム展開
BIPROGYはデータ分析の初学者でもデータを活用して業務課題改善の計画策定スキルを習得できる人材育成プログラムを5日から提供している。業務部門担当者に事業への影響が大きい課題を設定し、改善に向けたデータ活用の実行計画を策定する技術を強化する。地銀3行が学んだプログラムを全業種対応に改良した。
6面(地域金融)
アプリ登録5カ月で30万口座 十六FG
りそな社長「スピード速い」 リテール協働にとどまらず
十六銀行が4月から提供を開始した「じゅうろくアプリ」の口座登録件数が8月下旬で30万件に達した。9月10日時点では32万5000件に上る。りそなグループの定評ある金融デジタル基盤を活用し、競争優位性を高めている格好だ。十六フィナンシャルグループ(FG)はりそなホールディングス(HD)とリテール分野で協働を開始したが、最近では十六銀の海外拠点網を補完する国際業務で連携。金融デジタル機能を中小企業にも提供する方向と領域を広げつつある。見通しだ。
7面(信金・信組)
再生燃料製造業者にSLL 京都中央信金
【大阪】京都中央信用金庫(京都市)は8日、再生燃料製造業者にサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を実行したと発表した。独自のフレームワークを構築したSLLは初めて。同時に植村幸弘理事長はサステナブル投融資額を1兆円に引き上げると明言した。
8面(文化)
【Runner】 ソニー生命・三井住友カード・Nexsol
「真の顧客本位」でスクラム
