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2025年6月2日

2025年6月2日 第3283号

1面

「骨太の方針2025」骨子案 政府
賃上げ起点の成長型経済実現 物価上昇上回る定着を
 
政府は近く固める「骨太の方針2025」の骨子案をまとめた。5月26日に経済財政諮問会議を開いて示したもの。物価上昇を上回る賃上げの定着に向けて、中小企業などへの支援をはじめ政策を総動員するという。

2面(総合)

リスクコンサルのプロとして MS&ADインターリスク総研 宮岡社長
グループの企業価値高める 地域金融機関に期待
 
MS&ADグループのデジタル・リスク関連サービス事業の中核を担うMS&ADインターリスク総研の新トップに就任して1カ月。宮岡拓洋社長は「損保系コンサルの強みを生かしてグループの企業価値を高める」と意気込む。2年後の中核損保2社の合併も決まり、業務の効率化などプラスの影響も見込んでいる。

3面(総合)

事業支援強化でM&A 東京東信金
 耐性を整備 仲介5社と提携 「プッシュ型」で早期に
 
東京東信用金庫(東京・墨田)が6月にM&A事業に再参入する。事業承継で課題を抱える取引先事業者を支援する観点から、支援体制を整えたうえで本格化する。将来の確実に訪れる事業承継に備えをしている中小企業は少ない。再参入にあたっては、早い時期に準備すれば承継を成功裡に終える可能性が高まることから、プッシュ型の推進姿勢で案件を掘り起こす。

4面(大手行・証券・保険)

基礎利益 円安寄与し増益 主要生保グループ
 日本生命は初の1兆円突破 25年度は一転減益も
 
主要生保グループの2025年3月期(24年度)決算が出そろった。本業のもうけを示す基礎利益は日本生命グループが前年同期比32%増の1兆109億円と、初めて1兆円を突破した。取りまとめた7グループいずれも前同比を大きく上回る結果となった。一方で保険料等収入は落ち込みも見られ、保険販売の回復が急がれる。




5面(ノンバンク・ICT)

「詐欺対策」に特化 GASA
 日本で初カンファレンス


 日本やアジア太平洋地域で詐欺の件数、手口巧妙化、被害規模の深刻さが増す中、GlobalAnti―ScamAlliance(GASA)は主要スポンサーのGoogle、トレンドマイクロ、Gogolookと連携。グーグル渋谷オフィスで日本初の詐欺対策に特化したカンファレンスを開いた。

6面(地域金融)

スマート農業で実証実験 筑邦銀
 子会社がNTTデータ系と 「アグリバレー構想」の一環

アグリビジネスを手がける筑邦銀行の合弁子会社がNTTデータ系の情報システム会社とスマート農業の実現に向けた実証実験農場の運営を今年度中に始める。地元の農業法人や農業ITベンチャーなどが参加し、希少性が高い収益性の高い農作物の栽培を効率的に行えるようにする。

7面(信金・信組)

ファンドの一部、特別支援枠に 西武信金・西武しんきんキャピタル
 社会貢献や大学発企業後押し 「信金の理念とマッチ」

西武信用金庫(東京・中野)は西武しんきんキャピタルとともに融資とは異なる形で地域企業の盛り上げに貢献している。ファンドの一部を切り出した特別支援枠を活用し、ソーシャルインパクトに資する企業や研究成果などの事業化を支援に力を注ぐ。髙橋一朗理事長と宇佐美大典代表取締役に話を聞いた。

8面(文化)

【Runner】 三菱UFJ銀
学生支援プログラム始動
銀行が番人役に 企業の課題解決と起業家育成

【大阪】三菱UFJ銀行が大阪で学生のビジネス発想を後押しするアントレプレナー事業を始めた。地元有力企業と大学を結び、学生のアイデアを商品開発や課題解決に役立てる。企業はイノベーション創出の突破口になる。学生にとっては社会人との交流やスキルアップの学びの場になり、提案が実を結べば自信が深まる。将来の起業家育成と関西経済の底上げにつなげる。
株式会社 金融経済新聞社
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TEL.03-6264-0881

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