2025年3月24日
2025年3月24日 第3276号
1面
経営支援の最前線 中企庁
全国7カ所で現地開催 「早期の相談」促す
中小企業庁が支援機関と企業経営者向けのイベントをそれぞれ全国で開催。中小企業経営者向けのイベントを全国7カ所で展開。円安、原材料高騰、人件費上昇といった要因が収益を圧迫する中で「早期の相談が円滑な事業再生や再チャレンジにつながる」という理解を醸成することが狙いだ。
2面
アワード6年ぶりにリアルで リンクアンドモチベーション
ふくおかFG、山陰合同銀ら受賞
リンクアンドモチベーション(LM社)は12日に「ベストモチベーションカンパニーアワード2025」を都内ホテルで開いた。6年ぶりのリアル開催となり、約300人が足を運んだ。オンラインでも500人超が視聴した。5000人超の大手企業を対象とした部門ではふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が3位を獲得した。5000人未満の大手では山陰合同銀行が見事、首位を射止めた。5位がアコム、7位は大同生命、10位で大和リースが入賞した。
3面
進捗管理システム競う 山梨県2金融機関
山梨中央銀 ベンダーと初の協業 山梨県民信組 全債権を一元化
山梨中央銀行と山梨県民信用組合(甲府市)の山梨県の2金融機関は、奇しくも同じ時期にローンの進捗管理を一元化する業務システムの外販に乗り出す予定だ。ローンの申し込みから審査、実行までの一連のワークフローに業務を知る立場から無駄な機能をそぎ落とすとともに、UI・UXなど使い勝手にも配慮。ベンダーに比べて手ごろな価格を計画しているところも共通している。
4面
資本提携拡充、390億円出資 三菱UFJ銀・ジャックス
M&Aや新規投資に グループ一体運営を加速
三菱UFJ銀行は14日、信販大手のジャックスとの業務・資本提携の拡充を発表。約2割の出資比率を4割ほどまで引き上げる。同行から取締役を2人派遣するなどさらなる関係強化についても合意した。グループ一体運営を加速させ、財務基盤強化や新規投資も進めていく。
5面
宅配事業者と関係強化 NTTデータ
佐川急便・ヤマトと 防減災や決済で解決策
NTTデータが宅配事業者との関係強化を相次ぎ打ち出した。佐川急便とは防減災、ヤマト運輸とは決済面で新たな解決策を提供する。強みをかけ合わせることで安全安心や利便性向上につなげていく。
6面
利益・新卒採用に効果 肥後銀
健康経営の成果を発表 地域戦略への展開期待
肥後銀行は12日、都内で開かれた経済産業省主催の「健康経営アワード」のパネルディスカッションに髙本芳郎・取締役常務執行役員が登壇し、健康経営の取り組みを紹介した。台湾TSMCの進出で世界から投資を集める熊本県では健康経営が地域戦略にもなり得る。同行はそのリーダーになれる筆頭格であると評価された。
7面
生成AI活用促進 浜松いわた信金
SBIと業界初契約 企業・信金内の両面で
浜松いわた信用金庫(静岡県浜松市)は17日、SBIホールディングス(HD)と生成AIの活用促進で信用金庫業界では初めて業務提携に関する基本契約書に調印した。同信金は昨年からSBIの専担部署に職員を出向させるなど業務連携を行ってきたが、提携により相互協力をさらに強化。取引先に生成AIに関する導入・活用のサポートをSBIと取り組むと同時に、信金内では融資書類の作成といった汎用的な使い方以外にも適用の範囲を段階的に広げる方針。
8面(文化)
【Runner】 MS&ADインターリスク総研
第2回高齢者の自動車運転に関する実態と意識について