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2025年2月10日

2025年2月10日 第3270号

1面

「価格転嫁」で未来を切り開く 中小企業都内6団体
 社会の好循環 東京から 共同宣言を決議

 東京都商工会議所など都内の中小企業が加盟する6団体が3日、初の大会を開き価格転嫁の促進を呼びかけた。コスト上昇分の価格転嫁を積極的に推し進めることで賃上げの原資を確保、経済好循環の動きを加速する。3月の価格交渉推進月間を前にまず東京から発信、各地域への波及効果で持続的成長を狙う。


2面

都信の現状を読み解く 100年企業戦略研究所
 「5区の強さ」圧倒的 世界を見て動く
 

 100年企業戦略研究所(東京・千代田)は都心5区の分析レポートを1月21日に公表。都市政策専門家の明治大の市川宏雄名誉教授がメディア向けに解説した。市川教授は「東京一極集中解消の話があったが、改めて(東京の)集積は大きいことの証左」と話す。

3面

千葉銀は「内製化」を軸に展開 地域金融
 生成AIの業務活用 しずおか焼津信金 開発AIの発表会

 
地域金融機関が生成AIの業務活用に向けた動きが活発になっている。千葉銀は昨年新設された専門部署では、足元では複数のプロトタイプAIが実用化を視野に試行を繰り返している。しずおか焼津信用金庫(静岡市)は1月下旬に、職員が開発した業務システムを競うピッチコンテストを開催した。現場の困りごとや課題を解決・効率化につなげる方向性は共通している。

4面

 好決算そろい踏み メガバンク3社
政策金利引き上げ 影響色濃く 国内外でビジネス順調

メガバンク3社の2024年4~12月期決算が出そろった。いずれも業務純益と親会社純利益が前年同期比を大きく上回る好調な決算となった。このまま堅調に推移すれば3社とも今期は最高益を更新する見込み。




5面

 物流を最適、効率的に OKI
 低価格で中小に推進 外国人労働者も意識

OKIが新たなロケーション・在庫管理システムを開発した。屋内外で荷物位置を簡単に追える。属人化しているためコストと見られがちな荷物の保管管理を低価格帯にして、中小企業の導入のしやすさにつなげる。増えている外国人労働者も意識した。2028年度までに累計13億円の販売を目指す。



6面

金利ある世界で再投入 東京スター銀
預金連動型住宅ローン 再開に向け中堅奮闘


日銀の追加利上げで金利ある世界がまた一歩進んだ。東京スター銀行は2010年ごろの看板商品でありながら低金利下で販売を見合わせていた預金連動型住宅ローンを1月から再開した。販売再開に向けて尽力したのは個人企画部個人ビジネス推進・庄司翼次長。11年に入行以来、資産運用や保険販売、行内業務の効率化に携わり融資や住宅ローンには無縁のキャリアを送ってきた。「融資業務の経験を積めていないことがくやしく、いつかはという強い思いがあった」と打ち明ける。


7面

証書貸付でも一括4年分 尾西信金
 最優遇は保証料込み年1% 顧客の選択肢広げる

 
尾西信用金庫(愛知県一宮市)は証書貸付形式でも大学なら4年間の教育資金を一括で融資する教育ローンを発売する。金利は高めだが卒業までに必要な費用を限度額の範囲内で反復利用可能なカードローン型とは違い、証書貸付の場合は低利の一方で1年ごとに申し込み審査を受ける必要がある。顧客の使い勝手や選択肢を増やすため、保証業務を担うオリエントコーポレーションと協議を重ね商品化した。地域に根差した活動を展開する「信金らしさ」が商品性にみえる。

8面(文化)

【Runner】 三井住友銀
SAF導入へ7社連携




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