2025年1月20日
2025年1月20日 第3267号
1面
Wales and Japan 2025 ウェールズ・日本
友好関係を深化 大阪・関西万博も
ウェールズと日本が従来からの友好関係を深化させようと1年かけて交流する。両者の関係が新段階に入ることを期待する。ウェールズ政府国際外務局のリチャード・小泉局長は「人々の絆を強め、より良い未来をつくるプロジェクト」と説明する。大阪・関西万博でも多彩なプログラムを用意しウェールズの将来への投資家からの信頼を獲得する。
2面(総合)
グローバル戦略パートナーシップ強化 OKI・FPTジャパン
中国2社に出資 東南アジアへ事業拡大
沖電気工業とFPTジャパンホールディングス(東京・港)は昨年末、中国でのソフトウェア開発事業の共同展開に合意した。FPTグループのグローバルな顧客基盤や先進IT技術とOKIの社会インフラ関連技術などで日中市場をはじめベトナムなど東南アジアへの事業拡大を加速する。
3面(総合)
成人の祝い、各地で 地域銀
高卒行員の動きを評価 「覚悟を持って入っている」
全国の地域銀行で今月、成人の祝いが各地で催されている。誰もが大学に進学するような時代となり、2000年代初頭にはほとんどの地域銀行が大卒のみに採用を絞り込む動きが広がったが、ここに来て地域貢献の観点に加え、貴重な戦力として高卒採用に踏み切る動きが徐々に出てきている。
4面(大手行・証券・保険)
新社長に小池常務 東京海上HD
大手金融機関で最年少53歳 「価値提供し持続的な成長つなげる」
東京海上ホールディングス(HD)は14日に取締役会を開き、小池昌洋・常務執行役員が新社長に内定したと発表した。小宮暁社長は会長に、永野毅会長は退任する。6月下旬の定時株主総会の承認などを経て正式に決定する。小池氏は53歳での社長就任となり、大手金融機関では最年少。若きトップのもと、海外や新規事業拡大を図る。
5面(ノンバンク・ICT)
オリジナル商品展示会 CCC
江戸の風情と現代デザインが融合 11ブランド43商品
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は展開するTSUTAYAに由来する江戸の出版人、蔦屋重三郎が1月からNHK大河ドラマの主人公で放映されていることを機に、関連企画を走らせる。11日から3日間、渋谷TSUTAYAでは蔦重が多くの才能を世に出した耕書堂の屋号をデザインした独自商品を先行販売。11ブランド43商品が並んだ。
6面(地域金融)
投資子会社5年の歩み 名古屋銀
「ロールアップ戦略」で先行 自走できるハンズオン徹底
名古屋銀行が投資専門子会社・名古屋キャピタルパートナーズ(CP)を2020年4月に立ち上げてから間もなく5年を迎える。これまでに複数の地元信用金庫などと共同設立した6次産業化を除き、LPは名古屋銀、GPが名古屋CPとなる計5本のファンドを運営。第1号として組成し増額を重ねた事業承継ファンドでは、2年半という短期間で出口に導いた実績があるほか、投資先の経営・事業基盤の強化に結び付く「ロールアップ戦略」も実現させている。
7面(信金・信組)
スタートアップ誘致プロジェクト 奈良中央信金
旧本店にコワーキング 2億円で官民ファンドも
奈良中央信用金庫(奈良県田原本町)が田原本町、地元商工会、創業支援事業者と組み、スタートアップ誘致で地域を活性化させるプロジェクトを始める。奈良中央信金の旧本店をリノベーションしコワーキングスペースを設け、有望起業家を迎え入れる。官民出資の創業支援ファンドも立ち上げる。
8面(文化)
【Runner】 東京スター銀 法人金融部門
スタートアップの成長に積極投資
支援の担い手増やしたい